甲状腺亢進症でメルカゾールの副作用!?抜け毛がひどい
甲状腺亢進症と原因って
甲状腺亢進症とは甲状腺ホルモンが増加する病気で甲状腺中毒症などの症状がでてきます。代表的な疾患として「バセドウ病」他に「プランマー病」「無痛性甲状腺炎」などがあります。症状としては食欲が出て、食べるわりには体重が減ったり、月経不順になったり、体温が上昇したり、汗が多く出たり、疲れやすくなったりと更年期障害の症状にも似ています。原因はまだはっきりとわかっていませんが、遺伝的要因があるようで家族の中で同じ病気の人がいると確率的に高くなるようです。日本では男性で14.4%、女性で24.7%と女性の割合が多い病気になっています。
甲状腺亢進症も更年期に発症しやすく、さらに症状も更年期障害に似ているので「更年期障害なら同じ年代ならみんななるのだから。」と知らずに放置しておくとどうなってしまうのでしょうか?実は放置しておいても自然に治るということはありません。甲状腺亢進症はそのままにしておくと病状が進む可能性があるのです。そして考えたくはありませんが、最悪の場合には心不全をおこして死に至るなんてこともあるので本当に注意が必要な病気なんです。
甲状腺亢進症も更年期障害と同じような時期に、症状も似ているといったことから一般にはどちらの病気になっているのか判断しずらい現状があります。しかし、出る症状でも違うものもありますのでしっかりと見極めるといったことも大切ですね。更年期障害は「女性ホルモンの分泌低下」が原因の病気ですが、一方の甲状腺亢進症は「甲状腺ホルモンの過剰分泌」によっておこる病気なのです。骨や筋肉、関節に出る症状でも更年期障害は「腰痛、肩こり、関節痛」なのに対して甲状腺亢進症は「筋力の低下」です。消化器系の症状も更年期障害ですと「便秘や胃腸障害」をおこしますが甲状腺亢進症では「下痢」をおこします。他にも更年期障害だと「食欲不振」なのに対して甲状腺亢進症は「食欲旺盛」になるというまったくの正反対の症状がでるというのも特徴ですので覚えておいてください。
もし、あなたが甲状腺亢進症か更年期障害なのかその症状で悩んでいるのでしたら、迷わずに専門の医師に相談されることをおすすめします。
メルカゾール使用中に育毛サプリを飲んでもいいの?
甲状腺亢進症の甲状腺ホルモンの増加を抑える薬として治療で「メルカゾール」を用いるのですが、比較的に副作用が少ないといわれているものですが、脱毛することもあるそうです。さて「メルカゾール」とはどんな薬なのでしょうか。「メルカゾール」はバセドウ病の病状による動悸や発汗、いらいら、体重減少などをおさえ、酵素の働きを防いで甲状腺ホルモンの分泌を減少させる薬なんです。副作用としては脱毛をはじめ、頭痛やめまい、だるさ、などがおこる場合もあります。副作用が出たら医師に相談することも必要になってきます。
甲状腺亢進症といった病気にかかり、さらに女性にとって大切な髪の抜け毛が増えていくというダブルショックで多くの方がストレスを感じているのではないかと思います。病気には治療が必要ですし、治療すれば抜け毛になる・・・だからといって治療をやめるわけにもいきませんよね。できれば治療をしながら抜け毛のケアができればベストです。
脱毛が甲状腺ホルモンに関係しているので中には飲んではいけないサプリもあります。絶対に育毛サプリを飲んではいけないということはありませんが、育毛サプリを飲むことによる脱毛予防でなく違う方法で脱毛対策を考えた方がより安全なのではないかと思います。
甲状腺亢進症でもできる育毛ケアとは
甲状腺亢進症でもできる育毛ケアとして、服用するもの以外でもいろいろな方法があります。安全なものとして、頭皮マッサージ、育毛シャンプーなどを取り入れてみるのもいいかと思います。頭皮マッサージは自分の両手の指先、指の腹ではなくて指先を使ってやることも大事です。なぜかというと指の腹でマッサージすることで新しく生えてきた新生毛もこすられて抜けてしまうといったおそれがあるためです。頭皮のマッサージをすることによって血行促進されて頭皮への血液の循環が良くなり毛根部へ栄養がゆきわたりやすくなります。
育毛シャンプーは一般に販売されているシャンプーと違い無添加、身体にやさしい植物由来のものなどを原料に使用しているものが多く、頭皮にもやさしくコンディションを整えることができるのですね。育毛シャンプーは直接育毛させるといったものではありませんが、頭皮の状態を整えて、育毛をしていくための下準備をしてくれるというものだという位置づけで考えた方がいいでしょう。のちに使用する育毛剤の頭皮への浸透をよりよくしてくれ、育毛の効果をよりよくするために必要なアイテムの1つとして始めてみることもいいでしょう。
育毛ケアをしていく上で髪をとかすブラシの選び方も大切でブラッシングでも頭髪のケアができるんですね。今はさまざまな素材でできたブラシが販売されていますよね。猪毛、豚毛、馬毛などの動物の毛、合成樹脂(ポリエチレン、ナイロン)のブラシ、木製、竹製、金属製(ステンレス)などさまざまです。それぞれのブラシを使用してブラッシングをした場合のメリット、デメリットを見てみると、動物の毛ですと静電気はほとんど起きないですが先端がとがっていて頭皮が傷ついたりしてしまい荒れやすくなります。
合成樹脂のブラシはブラッシングの摩擦でキューティクルが剥がれやすく髪が傷むようです。また、木製、竹製のブラシは静電気も少なくて頭皮も荒れませんがブラッシングすることでキューティクルが剥がれて髪を傷めてしまうそうです。金属製のブラシですと先端が丸くなっていて頭皮が荒れるといった心配はいりませんし、キューティクルも傷みませんがどうしても静電気はおきてしまうので髪にスプレーなどで水をつけた上でブラッシングするなどしたほうがよく、結果ブラッシングに最適なのは金属製のブラシということですね。
頭髪のケアは最低でも6カ月は必要で、毛の周期(サイクル)を考えると、退行期~休止期の平均が4~5カ月ですし、髪の伸びた実感を感じる期間を入れて最低でも6カ月くらいは続けていくことが大切なんですね。身体のこともいたわりながらゆっくりでもいいですので頭皮のケアもしていくことで少しずつストレスから解放されていくことを願っています。
まとめ
・甲状腺亢進症は女性に多い病気で遺伝も原因の一つとされている。放置してしまうと健康に危険な場合もあるので病状があったら医師に相談することが大切。
・メルカゾール使用中に育毛サプリは禁止されているというわけではないが、安全面を考慮すると服用するものではなく違った方法での育毛をする方が安全でよい。
・甲状腺亢進症でも育毛ケアの方法はさまざまあり、頭皮のマッサージや育毛シャンプーの使用、またブラシの選び方も大切なもの。
甲状腺亢進症になると治療に使われているメルカゾールによって脱毛してしまうといったことも起こり、薄毛でも悩むという事態になりストレスも大変なものなのではと思われます。もし、こういった症状がでたらすみやかに医師に相談することが自分自身の身を守ることになるので大事ですね。
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