ストレスで薄毛になってしまった。湯シャンってどうやるの？

ストレスなどからの薄毛ってつらいですよね。
ただ漠然と湯シャンするというのはよくないかもしれません。

試しに私も「湯シャン」をやってみましたが、
なれないせいかなんとなく髪の毛がキレイになった気がしない・・・
というのが感想です。

「湯シャン」をした後に髪の毛をドライヤーで乾かしてから
地肌を触ってみましたが、脂っぽくはなくさらっとしていました。
とくにニオイもありませんでしたので問題はないのかと思っていましたが、
翌朝、髪の毛をブラシでとかした時に「静電気」がいつもよりもすごかった
のにはびっくりしました。
さらに、寝ていて常に枕に接していたせいかわかりませんが後頭部の地肌が
なんだか脂っぽいニオイがするようになったのはちょっとガッカリでしたね。

どんなことでもそうですがきちんとしたやり方というものがあるのです。
それでは正しい「湯シャン」のやり方ってどんなものなのでしょうか？

さまざまな情報をもとに調べた結果を書いてみたいと思います。

■正しい湯シャンの方法

「湯シャン」をする前に髪の毛をしっかりとブラシで梳かすこと。
その理由は髪の毛や頭皮についた余分な皮脂と汚れを
きれいにとることができるためです。
あらかじめ皮脂や汚れがとれていれば「湯シャン」をする時に汚れを丹念に
落とすことをせずにすみます。

その際、使うブラシにも注意が必要です。
今、ほとんどの方はブラシにプラスチック製のものを使用していると思いますが
「湯シャン」の時のブラシにはあまりおすすめではありません。
なぜならプラスチック製のブラシはお手入れが簡単ですが髪にとっては
あまりよろしくないんですね。
それはプラスチックの固さで髪を傷めてしまうということなんです。

ですので「湯シャン」をする際に使用するブラシには天然の
獣毛ブラシがよいのです。
獣毛ブラシはいくつか種類があってそれぞれ髪質によって使用するブラシを選ぶと
いいみたいです。




髪の毛が少ない方
髪の毛がやわらかい方

以上の方は豚毛のブラシがよいみたいです。
豚毛のブラシは毛の密度が高くてコシがあり、静電気が起きにくく
豚毛に含まれている油分によって髪がツヤツヤになるそうです。

髪の毛が多い方
髪の毛が太くかたい方

以上の方には猪毛のブラシが合うそうです。
猪毛には弾力性があって豚毛よりも水分、油分が多くふくまれているため
静電気も起きにくいというメリットがあります。さらに枝毛などの防止にも
なります。

自分の髪質にあった獣毛ブラシを選ぶ際にもうひとつ大切なことがあります。
それはブラシの柄の部分の素材。
柄の部分が木製だとブラシを洗ったりしているうちに傷みダメになりやすいという
欠点があります。
なので選ぶには柄の部分が樹脂製のものを選ぶとよいでしょう。
ブラシはプラスチックはケアしなくても大丈夫ですが獣毛のブラシはお手入れが
必要です。




ところで獣毛ブラシってどのくらいするのでしょう？




さまざま販売されているものを見てみましたがプラスチック製ですと数百円で
購入できますが獣毛ブラシは数千円から高いものだと2～3万円ほどするのですね。
なかなかカンタンに購入できる金額ではないようです。
しかしあなたが本気で「湯シャン」をすると決めたのでしたら購入されることで
やる気になるかもしれないのでよいかもしれません。

■獣毛ブラシのお手入れ方法

基本、水洗いはしないようにしてください。
ブラッシングを続けていくとブラシにホコリや髪の毛が結構付きます。
その汚れや髪の毛を落とすために専用のブラシがあります。
もし用意できなければ楊枝やピンセットで汚れを取りのぞきます。

日々のブラシのお手入れはそれで十分ですが、使っていくうちにどうしても
頭皮の皮脂やフケなどが付着して衛生的にも見た目も悪くなります。
その場合には「水かぬるま湯」でブラシを洗います。

洗面器などに水かぬるま湯をためてそこにブラシを入れて振り洗いをします。
振り洗いでも汚れが落ちない場合にはシャンプーをぬるま湯で泡立てて
シャンプーの泡を専用ブラシにつけて獣毛ブラシをやさしく洗ってあげましょう。
その時、シャンプーが残らないようにしっかりとゆすいでください。

乾かすときにはブラシの根元に水分が残らないように逆さに干して乾燥させてくださいね。
天日干しするのはブラシが傷むので室内で乾かしてください。
ブラシの手入れの頻度についてですが、日々の汚れや髪の毛の手入れは毎日でもよいですが
水洗いは「月に1回くらい」となるべくブラシの毛をいためない程度にとどめておくと
ブラシも長持ちしますよ。
※獣毛ブラシを使用するときにはムースやヘアクリームを使わないように。
　（ブラシを傷めます。）

■湯シャン開始

さて、準備ができたらいよいよ「湯シャン」です。
「湯シャン」に最適なシャワーの温度は34～35℃といういわゆる（ぬるま湯）です。
なぜぬるま湯でするのかと言うとお湯の温度が高いと頭皮の皮脂を取りすぎてしまうからなんです。
この温度なのですが夏場なら気持ちいいくらいの温度です。しかし冬場には思いのほか
冷たいお湯と感じます。
浴室が冷えた状態で行うと風邪をひいてしまうかもしれません。
ですので、冬場に「湯シャン」を行う場合には浴室を温めてから
行うようにした方がいいですね。

頭にシャワーをあてながら頭皮をやさしく指の腹を使ってなでるように洗います。
普段あまり気にしていない後頭部から洗うといいでしょう。
順番としては後頭部⇒頭頂部⇒前頭部という感じです。
手ぐしで全体の髪の毛をときながらシャワーしていきます。
※髪が長い人はプラスチック製のヘアブラシを使用してもいいですね。

「湯シャン」が終わったら髪の毛を乾かします。
まずはよくタオルで髪の水分を充分にとります。
この時によくガシガシタオルを髪にこすりながら乾かす人も多いかと思いますが
あくまでもやさしく髪をタオルで包むようにしポンポンとたたくように乾かしましょう。

タオルドライが終わったら次にドライヤーを使用して髪を乾かしていきます。
ドライヤーは髪の根元から毛先という順番に乾かしていきましょう。
その際に温風と冷風を交互に使って乾かします。

ドライヤーも完全に乾かすのは地肌のみで髪の毛先などは湿っていても大丈夫です。
以上が「湯シャン」の方法です。

シャンプーを使わないため時短できるのでカンタンなのではないかと
思っていましたが実際、通常シャンプーをする時よりも
「湯シャン」の方が時間がかかるようです。
しっかり時間を計ったわけではありませんが
シャンプーではすぐに泡が髪全体にゆきわたるのに対して「湯シャン」ですと少しずつ髪を取り分けながら洗うので
かなり時間がかかるのですね。（15分くらい？）
なのでシャンプーがめんどうな方には向かない方法ですね。

また、忘れてはいけないのは湯シャンにはデメリットもあるということ。
それは洗浄剤を使わないためやはり始めたては頭皮や髪のベタつきやニオイ、
フケなどに悩まされるということです。
多くの方はこのハードルを乗り越えることができずに「湯シャン」を断念されるそうです。
ここを乗り越えられれば健康的な地肌と髪を手に入れることができます。

まとめ

思いつきでカンタンに湯シャンができると思っている方も多いことが
わかりましたし何でもそうですが、しっかりと調べてから正しいやり方で
行わないと効果は出ないんだなと実感しました。